今日は母の退院後、二週間目の診察日でした。
朝早く実家に駆けつけた私をよそに、母はすでに準備万端。
その余裕のある表情に、私の肩の力も少し抜けました。
病院で久しぶりに主治医の先生とお会いした瞬間、母の表情がぱっと明るくなりました。
あの笑顔を引き出せるのは、先生のお人柄ゆえ。
患者との信頼を育てられることもまた、凄腕医師の証なのだと思います。
手術中、何度も血圧が落ちる危険な状況があったそうですが、その極限の中で、命を守るために瞬時に判断を重ねてくださったことを思うと、胸が熱くなります。
医師という仕事は、どれほどの勇気が必要なのでしょう。
感謝してもしきれません。
母は股関節の手術後、順調に回復し、リハビリにも励んでいました。
退院日も決まった矢先に急変し、胆のう破裂で三次救急へ。
ICUで人工呼吸器につながれ、一週間ほとんど眠り続けていました。
あの時間を思えば、今こうして自宅で過ごしている姿は、やっぱり奇跡です。
退院の三日前には、病室で介護保険の認定調査を受けました。
私も立ち会い、母の状態を要支援2くらいかなと見立て、まずはベッド脇の手すりだけを介護保険でお借りすることに。

この手すりがあるだけで、起き上がりや立ち上がりの安定感がまるで違います。
今のところ、それだけで済んでいることがありがたい。
さらに今回は、心強い味方がもう一つ。
ケアマネジャーさんが股関節の手術をした病院に掛け合ってくださり、母の体を一番よく知るチームが訪問リハビリで関わってくれることになりました。
実は、母の介護申請はこれで三回目です。
振り返れば母はその都度、必要な支援を受けながら、ちゃんと自分の力で日常へ戻ってきた人でした。
好きな料理も、もう再開しています。
椅子に腰かけ、休み休みではありますが、台所に立つ背中には「暮らしを取り戻そう」という静かな意志が宿っています。
今回も、私は「介護保険の卒業」を目標にしています。
……なんて、娘は厳しいと言われちゃいますね。
でも、こうして守られてきた命を、今度は日常の中で大切に整え、生かしていく。
焦らず、でも希望を持って。
奇跡のような「今」があることに、心から感謝して。
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