母の入院中、不思議な体験をしました。
股関節の手術後、順調に回復して退院日も決まっていた母でしたが、その日はあまりにも唐突に訪れました。
私が心待ちにしていた、レイキのオンラインセミナー。
画面越しに学びが始まり、期待に胸を膨らませていた、まさにその直後のことです。
「危篤です」
その文字を見た瞬間、頭の中が真っ白になり、私は、セミナーをその場で切り上げ、母が転送された病院へと、一心不乱に駆け出していました。
胆嚢破裂による緊急手術。
なんとか一命を取り留めた母は、そのままICU(集中治療室)で予断を許さない日々を過ごすことになりました。
そこでの面会時間は、わずか15分。
意思疎通のできない母のもとへ毎日通い、私はただ一心にレイキを送り続けました。

ある時、ふいに、今ここにいる私とは別の「もう一人の私」が、少し高いところから一緒にヒーリングをしてくれているのを感じたのです。
それは、ずっと先の未来で研鑽を重ね、揺るぎない力を身につけた自分のように感じられました。
誰かにそう言われたわけではありません。
けれど、直感がそう告げていたのです。
そこには、「助けに来てくれた」という、安心感だけがありました。
時空を超えて、未来の自分が今の私を支えてくれている。
あのとき母に「二人」で送った光の温もりは、今もこの手に感覚として残っています。
一般病棟に移ってからも、不思議な体験は続きました。
1月19日のことです。
右肺に水が溜まり、酸素吸入が必要なほど呼吸が苦しい状態だった母の肺に手を当て、光が降りてくるのを静かにイメージしました。
その瞬間、手に「ボコッ」という強い衝撃が走りました。
母は気づいていませんでしたが、私にはそれが、快方へ向かうスイッチが入った音のように感じられたのです。
「ああ、もう大丈夫。」
理由はないけれど、すでにそうなると知っている。
そんな不思議な感覚が、腹の底からふつふつと湧き上がってきました。
その確信の通り、母はそこから日に日に回復し、酸素もすんなり外すことができました。
退院から二週間が過ぎた今、振り返ればあの急展開は、私に大切な体験をさせるための必然だったのかもしれないと感じています。
次元を超えて、今の私と未来の私が、ひとつの光の流れの中で確かに響き合っていた…。
そのつながりが、私に深い安心と、愛を教えてくれました。
それこそが、今回の出来事が私にもたらしてくれた、魂からの学びだったのかもしれません。
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