実家の介護保険の住宅改修の打ち合わせが終了しました。
メインの屋外への出入り環境を安全に整えることについては、また別の機会にお話しするとして、今日は室内の改修について書きたいと思います。
約20年経過したこの家は、建築当初から要所要所に手すりは取り付けてあるのですが、その位置は将来的には使えないだろうなとずっと思ってきました。
なぜなら、使い勝手が全く考慮されていないからです。
今回の改修を機に既存手すりの位置替えも一緒にお願いすることにしました。
既存手すりの位置替えは介護保険の適応外であるため、この部分は自費で進めることになりました。
改修の打ち合わせでは、紙テープを使って手すりの位置をイメージしやすくしてくれました。
母は平らな場所なら安定して歩けるため、まだ横手すりは必要ないかもしれませんが、とりあえず見積もりだけは取ることにしました。
特に気になっているのは、トイレの既存の縦手すりです。
便器の先端のほぼ真横に設置されており、この位置では体の重心移動を利用して立つことが難しい状況です。
これは力学的な知識がない人が取り付けたものだろうと推測されます。
改修計画を進めるにあたり、業者の方々が非常に親身に相談に乗ってくださったことに心から感謝しています。
査定能力の高い信頼できる業者を選ぶことが重要であると改めて痛感しました。
改修の範囲や費用など、丁寧に説明してくれたおかげで、安心して工事を進めることができそうです。
今回の改修では、介護保険の住宅改修制度のみを利用するので、ケアマネジャーの介在はありません。
住宅改修に関しては、ケアマネジャーを通さずに福祉用具専門店などに直接依頼することが可能ですが、業者選びが難しい場合には、ケアマネジャーに相談してみることも一つの方法だと思います。
話しはそれますが、住宅改修だけではケアマネジャーには一銭も報酬が入りません。
無報酬で現場の打ち合わせに参加し、申請に必要な理由書まで書いて報酬はゼロ。
介護保険制度が始まってから何年経ったか考えると、未熟なまま成長していない制度のように感じますね。
緋紅たんぽぽが可愛らしく咲いています❤️
無事に改修が完了し、新たな住環境が整った際には、またその様子を報告させていただきたいと思います。
👇安定性抜群の杖ですよ~。
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