下手くそだけどいつかボランティアで子供達に
絵本を読んであげたい。もし、孫ができておば
あちゃんになったらやっぱりたくさんの絵本を
一緒に楽しみたいなと思う。
『かたあしだちょうのエルフ』
この本は、今でもあたしの大好きな絵本のひと
つ。子供だけでなく、大人にこそ是非とも読ん
でほしい1冊でもある。人間界の弱い部分が重
なってみえてくる・・・そんな話しでもあるの
だ。
我が子にも散々読んであげた本だから思い出も
いっぱいだ。
絵本らしからぬ大迫力の木版画の挿し絵は
美しく芸術的でとくに気に入っている。
子供達もページをめくる度にキャーキャーと騒
いでいたっけな。
知っている話しなのに毎回初めて聞くみたいに
目を輝かせて隣りに座るのだった。
あんなに充実した素晴らしい時間はもう戻って
こない。それでいいんだけどね😉
❤︎あらすじ❤︎
若くて強くて足も早くて素晴らしく大きな
だちょうのエルフは、草原にすむ動物の子ども
たちの人気者だった。子どもたちは、エルフに
たくさん遊んでもらい、木の実を取ってもらっ
たりして可愛いがられた。
ところがある日、エルフは子どもたちを守るた
めにライオンと戦って大切な片足をなくして
しまう。
片足だから一日にいくらも歩けない。
毎日の餌を探すのだって大変になった。
初めのうちは、みんな心配して食べ物を届けて
くれたりしたが、日が経つにつれてなんとなく
忘れられていき、エルフはひとりぼっちにな
った。
そんな時、今度は黒豹が襲ってきたのだ。
エルフは、逃げ遅れた子供たちを背中にのせる
と、最後の力を振り絞り、黒豹に戦いを挑んだ
そして・・・。
最後は、大人にとっても衝撃のラスト。
昔のあたしは、ただ純粋に感動していた。
でも、今は・・・ちょっと違う。
『あんたらそれでいいんかい!』
『過去の恩なんか簡単に切り捨てるんかい?』
『薄情者め!ダメだろそんなんじゃ』と説教し
たくなる(笑)。
この本は、ハッピーエンドでぱたんとすんなり
閉じられる本でもないのだ。
とても切なくて・・・
とてもやるせなくて・・・悲しくて・・・
でも、壮大な愛を感じる・・・そんな物語💕
アフリカの大草原にどんな風が流れるかな?
それは・・・読み手次第・・・💓
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