中高年になったら読んでおいて損はない本。
あと、体温は低くないのに指先などの末端が冷
えている血流が悪い人にもお勧めしたい。
それから・・・疲れやすくてすぐに風邪をひく
人、自律神経の乱れを感じている人にも参考に
なるはず。
読めば「スクワットのすごさ」が分かる。
加齢で起こる三大変化として・・・
著者は、下記の3つをあげている。
①筋力低下
②血流悪化
③自律神経のバランスの乱れ
スクワットをすれば、このどれもが改善してい
くという。しゃがむ動作を繰り返すことで下半
身の筋力がUPするし、下半身へのポンプ作用で
血流も改善する。無酸素運動ではなくゆっくり
と大きな呼吸をしながら行うので自律神経のバ
ランスも整ってくる。人間の体は、全てが連動
して作用する1つの生命体だから互いに影響を
与え合うということなのだ。
残念ながら歩いたり走ったりするだけでは重要
な筋肉には十分に作用しないので、スクワット
のように体重をしっかりかけた強い刺激を与え
る運動を取り入れることが必要なんだそう。
また、興味深いことに・・スクワットには認知
症予防効果もあるというのだ。認知症の最大の
リスクファクターは脳の血流不足。
脳は、体の中で最も酸素を必要としており消費
する酸素量は全身の酸素消費量の約20%に相当
する。だから血流が悪くなると少しずつ脳にダ
メージが蓄積していき認知症を発生すると考え
られている。血流改善効果があるスクワットを
すれば認知症の予防になるというのだからやら
ない手はないでしょう?
昔は、あたしも毎日スクワットをやっていた。
でも、膝を痛めてからやめている。やりたいと
思っていても故障が怖くて二の足を踏んでしま
う人もいると思う。今の体に適したフォームを
考察しないでやるからダメなのだとこの先生は
いう。ホントにそうだよね🤔
年齢が上がれば股関節も硬くなっていくし・・
筋力も衰えてくるわけだから今までと同じ昔の
おぼろげなフォームでやっていたら痛めて当然
。こんな当たり前のことも自分では意外と気が
付かないものだ。
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【スクワットの10の心得】
1.毎日、朝晩行う(最終的には朝晩各20回)。
2.ゆっくり行う(腰を下ろすのに4秒、上げるのに4秒)。
3.膝を90度より深く曲げない(膝を痛める原因)
4.意識を太ももに集中させる。
5.腰を曲げない(おしりから頭を床と垂直に保つ。 しっかり呼吸をする為に必要)。
6.腰を下ろす時に息を吐き、上げる時に息を吸う。(口で吐いて鼻から吸う)。
7.食前に行う(胃腸が休憩している時の方が体への負担が減る為)。
8.入浴前に行う(入浴後よりやる気が出やすい為)。
9.ゆったりした服で行う。
10.痛みが出たら無理せず中断。
【こんなスクワットはNG】
・呼吸を十分にしない。
・背中を曲げる。
・腰を折る。
・膝がつま先より前に出る。
・膝を90度より曲げる。
・両足の間隔が肩幅より狭い。
あたしは、長時間デスクワークをすることがあ
るので、大腰筋について書かれた部分は、とく
に参考になった。座り続けて収縮した状態が
長期的に続くと、大腰筋は益々縮こまり硬くな
っていく。そして、縮んだ大腰筋に引っ張られ
るようなかたちで骨盤が前傾し猫背や出っ尻に
なる。すると今度は、体はバランスを取るため
に反らす働きがある背中側の筋肉に負荷をかけ
る。その結果、腰痛やぎっくり腰を引き起こし
てしまうそうだ。だから、きちんと動かして本
来の大腰筋の伸縮性を取り戻すことがとても大
事だという。この点においてもスクワットは大
変有効なんだというから、外回りがない日は、
事務仕事の合間にスクワットを取り入れようか
と本気で考えている。
ゆっくりと呼吸しながらしゃがむ動作を繰り返
すだけだし、道具不要でお金もかからない。
畳一畳ほどのスペースでできるし、
5分あれば十分。室内で行えるから天候にも左
右されず続けやすい。
スクワットって色んな面で優秀!
改めて凄いんだなぁと思った。
始めるのに遅いなんてことはない。
今日が一番若い日!!
早速、頑張るぞー😉