松山バレエ団の代表作『ロミジュリ』を観てき
が率いるバレエ団だ。森下さんは、なんと今
年、75歳になるというから驚き😱。
舞台上の彼女は、本当に華奢で小さくてキュー
トだった。
いくつになってもあんなふうに可愛らしくいら
れたらいいなと思う。さすがにジュリエット役
を最初から最後まで演じることはできなかった
けど、ちょっとしたシーンで時々登場してくれ
て70代とは思えないしなやかで軽やかなステッ
プを披露してくださった。
演出も素晴らしいものだった。どれも手の込ん
だ舞台装置で豪華。場面ごとの切り替えもスム
ーズで良かった。生演奏じゃなかったのがちょ
っとだけ残念だったけど、中世の雰囲気を独特
の美しい音楽で楽しませてくれた。
バレエは、ご存知の通りセリフや歌がない。
それ故、アーティストが自分の体の動きで物語
を表現していくのだ。
今回は、前から二列目に座った。顔の表情や向
き、目線の動かし方にいたるまで詳細に確認で
いる距離だった。全身に神経をいき渡らせて演
じるその姿は圧巻!飛び散る汗や息遣いからも
彼らの舞台への熱い意気込みが伝わってきて感
激した。
ロミオは友情を選択して愛情を捨てる行動に出
たが、ジュリエットは違った。家族の期待を裏
切って愛情を選択したのだ。シェイクスピアお
得意の二項対立的な考えがベースにある話で
名作中の名作だ。
最後のシーンでは思わず・・・
「ジュリエット!早く起きて!」
と心の中で叫んでしまった😅
この二人の愛は自己犠牲の上に終結した。
結末を知っていてもその都度感情移入してしま
いウルっとくる🥲それだけ最後のジュリエット
役が迫真の踊りと演技で魅了してくれたのだ。
バレエって案外観たことがないって人が多い。
でも、きっとみんな・・・
『白鳥の湖』とか『眠れる森の美女』とか
『くるみ割り人形』なら一度くらい聞いたこと
があると思う。
日本のバレエ公演は、客の服装も様々で決まっ
たドレスコードはない。だからもっと気軽に公
演を観に出かけてほしいなと思う。
ちょっとだけお出かけ・・・そんな格好で十分
例えば男性なら今の時期は、スラックスにセー
ター。ジャケットまではいらない。ただ、Gパ
ンやサンダル、スニーカー履きは避けておいた
ほうが無難。女性も同じ。ちょっと綺麗目な普
段着という感じでいいと思う。
あと、長い時間座っていても苦しくない服を選
ぶことも大事なポイント☝️
ついでに、休憩時間に立ち上がったらスカート
がしわくちゃだったなんて悲しいでしょう?
だから、素材にもちょっとだけ気を遣うといい
でも、いつもと違う特別な時間を特別な服装で
過ごすという考え方も私は好きだ。和服姿もチ
ラホラみかけたりして、素敵だなと思った。
劇場は、非日常の空間。
何度も何度も行われたカーテンコール。
感動と興奮の冷めやまぬ拍手。
この空気感を感じることが私にとっては
最高の贅沢なのだ。
素晴らしい時間を、感動をありがとう💖
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