花ワン diary

紫陽花『マジカルチョコレート』

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絶縁・・・過去と和解できるのか?『父と息子』

昨日の朝、長い間疎遠だった夫の父親が突然家を訪ねてきた。

この出来事は、私たちにとって予期せぬ驚きであり、特に夫の反応は想像を絶するもので私はショックを受けた。

夫は冷静さを欠き、「二度と来るな!」という言葉と共に、父親を追い払うような態度をとった。

実の父親に向かって「てめえ」という言葉まで口にしたのだ。

結婚してこのかた、「お前」という言葉すら夫の口から一度も聞いたことがないし、こんなにも激しい夫の反応を見たことがない。

普段から温和な人なので考えられない態度だった。

私は必死に夫を家の中に押し込み制止した。

そして義父に謝った。

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義父は片手に冷凍の鶏肉を持っていた。

娘(孫)に持ってきたというのだ。

実は、昨年末、私がお世話になっている人に贈ろうと思っていくつか用意したシクラメンの鉢植えを、娘が持って夫の実家を訪ねている。

娘にとって祖父母と言えば私の両親のことになる。

今年の正月は、夜勤でじいばあに会えないため、今から顔を見に行ってくるよと言うので、「帰りにパパの実家にも寄ってあげたら?きっと喜ぶよ。あちらのばあは、シクラメンが好きなのよね」と何の気なしに返した。

すると、娘は本当に夫の実家に寄ったのだ。

しかも、私が買ったシクラメンを勝手に持っていきプレゼントした。

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義父は、その時のことが嬉しかったようだ。

鶏肉は、花のお礼だから娘にやってくれと言う😅。

何で肉なんだろう?

しかも朝の6時半だよ。

認知面は大丈夫なのだろうか…

さまざまな思いが一気に頭の中を駆け巡った。

肉は、から揚げでも作って子供に食べさせてやれということなんだろうと私は思うことにした。

 

義父は、確かに自己中心的で、自分の意見や欲求を優先する人だ。

しかし、彼は80近くになってようやく人を思いやり、大切に関係を築いていくことの重要性に気がついたんだと思う。

それだけでも立派ではないだろうか?

なぜなら、多くの人がその気づきを得ずに生涯を終えてしまうのだから…。

私は、夫にもそろそろ気がついてほしいと願っている。

でも、それが簡単なことではないことも理解している。

「俺の20年を返せ!」という言葉が、彼の内に抱える悲しみや怒りを示していた。

夫は、長い間父親の期待に応えるために自分自身を犠牲にしてきたという。

まるでロボットのように、父親の指示に従って生きてきた子供時代だったそうだ。

ちょっとでも反抗しようものなら「誰にメシを食わせてもらっているんだ!嫌なら出ていけ!」こう言われるのが日常茶飯事だった。

苦しい思いをしてきたから、自分は絶対にあんな親にはならないことを誓ったのだという。

そのせいか、子供を叱ったことがない。

でも、私は父親は義父くらいの強さを持っていていいと思っている。

訳が分からない親かもしれないけれど、父親には一本筋の通った強さを持っていてほしい。

それがあるから子供は安心するし、明日も頑張れるんだと考える。

母親がちゃんと機能していれば何も問題ないのだから…。

夫の場合、それがなかった。

 

今の父親は、威厳など皆無だし、母親は平気で子供の前で夫をけなす。

このことが、子供にどう影響するかなんて考えもしないのだ。

可愛いくて大事に大事に育てているのに…気の毒。

 

家族との関係は、時に複雑であり、理解し合うことが難しいことも多い。

しかし、それでも、家族は支え合い、成長するための大切な存在であることを忘れてはいけないと思う。

私は夫に、できれば親との関係を改善してほしい。

彼が真の意味で幸せになるために必要なことだと思っている。

いつまでも過去にこだわらず、もう手放して欲しいのだ

 

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