到着して思わず『ここ、大丈夫だろうか?』と口に出してしまった。
とりあえず蕎麦の自販機に350円を入れてみた。
ランプがついた。
『動いた、動いたよ』と子供みたいにいちいちはしゃいだ。
でも、出てきた蕎麦の上には何ものっていなかった。
『えー何ものってないよー』『この機械壊れてる』とまたまた騒いだ。
具が底に入って出てくることを知らなかったのだ。
夫が箸でひっくり返して七味をかけて騒ぎを鎮めた。
それに加えて、180円で天ぷらを買ってのせてくれた。
だけど備え付けの電子レンジで温めた天ぷらは欲しくなかった。
味はね、駅の立ち食い蕎麦と一緒。
素早く手軽にシンプルにって感じ。
忙しい時にちょっと立ち寄ってサッと食べるにはいいと思う。
アツアツだったらもっと良かったな。
350円に180円の天ぷらをのせて530円。
この価格をどう評価すべきか、笑いがこみ上げてくる。
隣のコーナーには、昭和の喫茶店にあった懐かしいテーブル式のゲーム機が置いてあった。
さらに奥のほうに、もっと懐かしいゲーム機を発見!
これ『ピカデリーサーカス』っていうんだね。
数十年の歳月を経て再びこのゲーム機に出会えて心が躍った。
小学生の頃によく遊んだルーレットゲーム。
駄菓子屋に置いてあって大好きだった。
ランプがピピピピピピッと一周しながら回ってどこかに止まるの。
どこに止まるか分からないから最高にドキドキするのだ。
あらかじめ賭けたところの数字にランプが止まれば大当たり。
メダルがチャリンチャリンと音を立ててわんさか出てくる。
悲しいことに電源が入っていなくて使えなかった。
もう一度、遊んでみたかったのにな・・・残念。
次回は、トーストを買った時のエピソードを書きたいと思います。
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