『危ないから車に乗るのはそろそろやめてくれないか?』
高齢のドライバーがいたら どこの家からも一度は聞こえてきそうな声だ。
だけどあたしは違う。「何故、簡単にあきらめるの⁉️まだ運転できるのだからちゃんと更新して免許をもらって」父にはそう話した。
『出来ることをやめる❗️』こういう状況をできるだけ作りたくないのだ。黙っていても歳を取ればできなくなってしまうことが増えていくのだから今ある力を大事にしていくということにもっとこだわってほしいなと思う。
だから自ら放棄してほしくない。
車に乗るのをやめた途端に生活が急に不自由になって、外出の機会が減り 老いを一気に加速させる・・・そんなことも危惧している。
「これから先は、いかにキープしていくかよ」
いつも両親にはこう話してきた。たとえ要介護状態になったとしても「自分でできることはできるだけ自分でやる」
そういう気構えでいてほしい。いくつになってもあきらめない生き方をしてほしいのだ。
でも・・結局、父の気持ちは変わらなかった。
免許更新はしないときっぱり言い放った。
「運転に自信がなくなったのなら免許だけ取得して乗らなきゃいいのよ」とも言ってみた。
「乗らないのならお金と時間をかけて 更新に行くだけムダでしょう」と母が口を挟んできた。
「なんで余計なこと言うんだよ〜違うんだよなぁ〜大事なのはそこじゃないのにー」 ぴーちく😝🤑 ぱーちく🤪😚
「言いたいことは良く分かったよ。心配してくれてありがとね。だけどあきらめてる訳じゃないよ。乗る必要がなくなっただけの話しだから そんなに騒がないでくれ」
父がやけに冷静に言うので・・もう何も言わないことにした。
聞けばこの一年、可能な限り足を使い車に頼らない生活をしてきたという。その結果、歩くか自転車に乗れば事足りて何も不自由がなかったそうだ。足を使うことで夜の眠りが良くなったし、体力がついて疲れにくくもなった。いいことづくめだったと話す。
え~っ免許の更新に合わせて計画的に行動してきたってこと?
もしかしたら、これってあきらめじゃなくて主体性⁉️
引き際を自分なりにデザインしてきたというの?
未来への決意ともとれる❗️父ちゃんある意味カッコいー ❗️
(物は言いよう・・・何事も解釈次第)
しかも・・・65年間、無事故無違反で終わることができそうだってサラッと言わないでよ。
『なんて運がいい人なのー!!!』
高齢だから危うさがあるのはみんな一緒。
上手にバランスを取りながら楽しく生きていけたらいいよね。
いつもホントにありがとう💕 感謝‼️
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