6月も最終日となってしまいました。
久しぶりに訪れた祐天寺。
この日は晴天で、紫陽花が美しく咲き誇っていました。
今月の掲示板には、今年の4月に亡くなられた詩人・画家の星野富弘さんの言葉が飾られていました。
「辛(つら)いという字がある もう少しで幸(しあわ)せになれそうな気がする」
とてもセンスを感じる言葉だと思います。
星野富弘さんは、28歳という若さで頸髄損傷の大怪我を負い、四肢麻痺となりました。
その後、9年間の入院生活を経て、口に筆をくわえて絵を描き、詩を綴るようになりました。
「辛い」という漢字は、一画加えるだけで「幸せ」という漢字になる。
シンプルながらも深い意味を持ち、前向きな気持ちを感じさせます。
苦難の先にこそ、幸せが待っているという、星野さんの力強いメッセージが込められているのかもしれません。
人生には辛いこともたくさんありますが、そんな時こそ、この言葉を思い出して、前向きに進んでいきたいと思います。
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星野さんの詩画集『速さの違う時計』には、この詩以外にも、心をそっと照らすような作品がたくさん収録されています。
ぜひ手に取って、読んでみてください。
もし、星野さんの作品にもう少し触れてみたくなったら、群馬県の富弘美術館にも足を運んでみるといいですよ。
透き通るような水彩画と、力強い詩が織りなす作品は、見る人の心を優しく包み込んでくれることでしょう。
周辺が紅葉の見頃を迎える11月上旬は、作品と美しい紅葉のコラボレーションが楽しめます。
本当に素敵なところです。
さあ、明日から7月ですね🤗。
新しい月が皆さんにとって素晴らしいものとなりますように。
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