大事な姪っ子がこの世を去った。
まだ20代、彼女の青春は始まったばかりだというのに・・・。
この現実に心がついていかない。
これほどの悲しみに包まれながらも普通に食事をし、仕事に行き、ブログを書いている自分に驚きを覚える。
数珠を手にした時、姪っ子の顔が浮かんだ。
数珠玉が冷たく感じられるほど、彼女の愛らしく温かな笑顔がもうこの世にない現実を改めて突きつけてくる。
淡々といつも通りの日常を過ごすことで私は平常心を保ちたいのかもしれない。
このブログも心の整理のために書いているのかもしれない。
今も自分が抱えている感情が整理できていない。
都会で一人で頑張っていた姪っ子。
今年の正月は、仕事が忙しくて帰って来なかった。
ここ数年、正月にしか会えない状況だったけど、年に一度彼女の顔を見るのを楽しみにしていた。
『疲れたからちょっと休ませて・・・』
そういって勤務先の休憩所のソファーで眠るように亡くなっていた。
誰のせいでもないけれど
無力感と後悔が胸をしめつける。
彼女は弱音を吐かない子だった。
いや、弱音を吐けなかったんだと思う。
ただ、素直であればいいだけなのに・・・。
不器用な生き方をする子だった。
そういうことを知っていたのに救ってやれなかった。
最愛の子の骨を泣きながら拾う両親と祖父母。
そんな姿など見たくはなかった。
言葉に尽くせぬ痛みを伴う姿だった。
逆縁ほど辛いものはないと思う。
こんな思いは他の誰にもして欲しくない。
だから、私は皆さんに伝えたいのかもしれない。
大切な人としばらく話していないのであれば、後回しにせず今すぐ連絡してあげてほしい。
話すことなんかなくたっていいじゃない。
ただ「元気?」とか「今どう?」だけだっていいじゃない。
その行動そのもに相手を思う気持ちや深い意味が宿っているのだから。
愛する人への思いやりや感謝は、言葉に込めて積極的に伝えていくべきだと思い知った。
小さな優しさや配慮が、時には自分自身にブレーキをかけることの大切さを思い起こさせることにつながると信じたい。
いろんな感情が怒涛のように押し寄せてきて一向に心が定まらず、ざわざわと落ち着かない一週間だった。
しかし、なぜだか心の奥深くは不思議なほど穏やかだ。
愛する姪っ子へ、
今、どんなふうに大空を舞っているのかな?
自分を偽ることなく、あなたがあなたらしくあり続けることが大切なんだよ。
あなたの笑顔、優しさ、すべてが私たちにとって宝物だった。
自由に羽ばたいて!!
ありがとう・・・愛を込めて。