母が退院してから、初めての遠出。
一緒にルピナス畑へ行ってきました。

久しぶりの外の空気に、母もどこか嬉しそうで、ゆっくりゆっくり歩きながら、色とりどりの花を一緒に眺める時間はとても穏やかでやさしいものでした。

お昼には海鮮丼を。
母も「おいしいね」と言いながら、しっかりと食べてくれました。
高齢者の食べる力って、そのまま元気のバロメーターだから、その様子にほっとひと安心。

今回は娘も一緒に来てくれて、ちょっとしたお手伝いもしてくれました。
三世代で過ごす時間って、なんだかそれだけで特別だなぁと感じます。

ふと横を見ると、なぜか娘が車椅子に乗っていて、それを母が後ろから押しているという、なんともおかしな光景が(笑)。
思わず笑ってしまいましたが、こんなことができるのも、元気になってきた証拠ですね。
そして、嬉しい出会いも。
そこには、吸い込まれるようなブルーの瞳をした、モフモフの可愛いネコちゃんが。

その愛くるしい姿に、みんなで足を止めて「可愛いね」と顔を見合わせ、さらに心がぽかぽかになりました。
母の笑顔に娘の笑い声、そして偶然出会った小さな命。
すべての光景がキラキラと輝いていて、胸がいっぱいになりました。

この美しい景色は、決して魔法で現れたわけではありません。
3万株という果てしない数のルピナスを、ボランティアの皆さんが一株ずつ、大切に、大切に植えてくださった……。

「みんなに喜んでほしい」という願いが、この鮮やかなステージを作り上げたのだと思うと、その真心に触れるたび、溢れるほどの幸せを感じずにはいられませんでした。
かけがえのない今日という日に、心からありがとう。


