カレンダーをめくれば、母が退院してからあっという間にひと月が過ぎていました。
先日、退院後の1ヶ月検診がありました。
診察室で先生からいただいたのは、「血液検査もMRIの結果も問題なし。お腹の傷も……おおー、綺麗だね!もうこの病院は卒業でいいですよ」という、何より嬉しい言葉。
お世話になった先生との別れに、母が「もう先生にお会いできないなんて、寂しくなっちゃうわ」とこぼすと、先生は満面の笑みでこう言ってくださいました。
「ここは三次救急ですからね、ずっと通い続ける場所ではないんですよ。だから今日で卒業です。ここまで本当によく頑張られましたね。これからもきっと大丈夫。頑張ってください」
その力強い先生の言葉に背中を押されるようにして、私たちは晴れやかな気持ちで病院を後にしました。
自宅での生活も、少しずつ元に戻ってきています。

介護認定の結果は「要支援2」。
介護保険サービスを利用して、訪問リハビリも本格的にスタートしました。
昨日は、ちょうど3回目のリハビリの日。
チューブを使って、座ったまま膝を開いたり閉じたり……。
こういうリハビリ用のチューブは、自宅でも気軽にできるので助かっています。
同じようなものはこちら↓
傍で見ていると、とてもシンプルな体操に見えますが、母にとっては、かなりの手応え(負荷)があるようです。
リハビリの先生に教わりながら、一生懸命に体を動かす母の姿は、どこか凛として見えました。
そんな母の心に、新しい火が灯ったようです。
「また、自分で運転をしてお出かけしたいわ」
かれこれ4ヶ月ほどハンドルを握っていない母のその言葉に、娘の私は「えっ、大丈夫……!?」と、正直なところ期待と不安が入り混じっています。
近々、私が助手席に乗り込んでの「ドライビング・レッスン」が開催予定。
母の「前向きな意欲」は全力で応援したいけれど、助手席のこちらの心臓がもつかどうか……(笑)。
私の血圧が急上昇しないことを祈りつつ、母の挑戦にしっかり付き合ってこようと思います。
病院を卒業した母の次なる大きな目標は、この「介護保険の卒業」。
リハビリも、そして久しぶりのハンドルも。
母のペースで、ゆっくりと新しい景色を増やしていけたらいいなと思います。

