宝登山で蝋梅を眺め、あの甘い香りに心がほどけた帰り道。
「このまま帰るのはもったいないね」と話しているうちに、ふと三峰神社のことが浮かび、そのまま車を向けることにしました。

予定もないまま山道を進んでいく感じが、どこか導かれているようでもありました。
着いたのは15時頃。
随身門のまわりにはまだ雪が残り、ひんやりとした空気が漂っていました。


宝登山の明るさとは違う、静かで凛とした気配が背筋をすっと伸ばしてくれるようでした。
三峰神社は犬連れでは入れないので、わんこたちには外で待っていてもらい、夫と交代で参拝しました。


境内はとても静かで、足音さえ雪に溶けていくよう。
まるで山の神さまの気配にそっと触れているような気持ちになります。
帰り際、鳥居を出たところで二頭の鹿が姿を見せてくれました。
こちらをじっと見つめるその様子が、「またおいでね」と挨拶してくれているようで、胸が温かくなりました。

鹿は神の遣いだと聞いたことがあります。
この場所だからでしょうか?
ただの偶然の出会いとは思えず、不思議な縁のように感じられました。
三峰神社は「呼ばれた人しか行けない」と言われているみたいですが、あの山深さや独特の緊張感を思うと、その言葉の意味が少しわかる気がします。

予定を立てても急に行けなくなったり、逆にふと足が向いたり…そんな不思議さが、この神社にはあるのかもしれません。
そういえば、こちらは狛犬ではなく“お犬さま”が守っていて、その凛とした佇まいに、思わずうちのテンちゃんのきりっとした顔が重なってしまいました🤭


思いつきで向かったはずの三峰神社が、宝登山の余韻とつながって、忘れられない一日になりました。
季節を変えて、また訪れたいと思います。
ありがとうございました。
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