最近、部屋にそっと流している曲があります。
シューマン共振に調律された《カノン》です。
耳に触れた瞬間、どこか遠くへ連れていかれるというよりも、
自分の輪郭がゆっくりとほどけて、静かな“内側”へ帰っていくような気がします。
重力が少し軽くなり、宇宙のやわらかな暗がりを漂うようでもあり、雲の上を歩いているようでもあり、どこにも行かず、ただ在るだけ――
そんな穏やかな心地よさが、静かに広がっていきます。
「7.83Hz」という言葉を、この動画で初めて知りました。
意味はよく分からないのに、音に触れていると自然と呼吸が深まり、心と体の境目が、やさしくゆるんでいくのを感じます。
もし「波動が上がる」と表現するなら、高く舞い上がるというよりも、内側が澄み、軽やかに整っていくような感覚に近いのかもしれません。

夜に聴いても、朝に聴いても、昼の静かな時間に流しても、あのやさしい浮遊感は変わりません。
ただ音に身をゆだねているうちに、そっと自分の中心へ戻っていく――そんな時間になります。
少し現実から距離を置きたいとき。
何も考えず、ただ静かでいたいとき。
この《カノン》は、必要な方のもとへ、きっと静かに届くのだと思います。
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