2025年2月22日の夜明け前。
まだ夢と現実の境をさまよっているとき、それは起こりました。
背中から温かい風が吹き抜けるのを感じ、振り返るように意識を向けると、そこには言葉にならないほど美しくまばゆい光が揺らめいていました。

そして私の背中からは、まるで命を吹き込まれたかのように、大きな羽根がゆっくりと広がっていったのです。
一枚一枚の羽根が銀色の光をまとい、空に瞬く星々のように輝きながら、静かに、そして力強く、肩甲骨のあたりを優しく揺らしました。
その瞬間、胸の奥で何かが弾け、全身を光が駆け抜けていきました。
まるで宇宙そのものが私の中へ流れ込むように…
圧倒的な幸福の波が嵐のように押し寄せ、すべてを包み込んでいったのです。
時間も、身体も、私という境界さえも消えていくようで、ただ光とひとつになっていく感覚――
それは、この世で一度も体験したことのない魂が震える体験でした。
理由もなく涙があふれ、ただその光に抱かれながら、私は生まれ変わるような感覚に身を委ねたのです。
私、もしかして羽根を授かったの?
――そう思ったその数時間後、加波山で“運命の声”が響いたのでした・・・続く。
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