先週の三連休は、二日続けて山に登りました。
前回は「赤薙山」でしたが、今回は「赤面山」に挑戦です。
赤面山は那須連峰の一番東側に位置する、静かで贅沢な展望が楽しめる場所。
主要な茶臼岳や朝日岳に登らなかったのは、混雑情報があったからです。紅葉のこの時期、そこに直結の駐車場は午前零時頃にはすでに満車だとか。それにくらべてこちらは車も5台程でした。
旧白河スキー場のレストハウス前の空きスペースに駐車しました。
以前はレストハウスのすぐ前まで車で入れましたが、不法投棄などの問題があったため、現在は閉鎖されています。
そのため、塀をくぐってスタートすることになります。
赤面山は標高1,701m。茶臼岳や朝日岳より少し低めですし、頂上まで距離があるため登山者も少なく、愛犬とのんびり静かに過ごすにはぴったりの場所です。
ブナやダケカンバの原生林が広がる登山道は、森の香りが心地よく、歩くたびに自然の浄化作用を感じました。
山頂は赤茶色のガレ場が広がり、360度のパノラマが楽しめます。
予測通り誰~もいませんでした😜。
山頂に着いた際に、三角点に”お手”をさせようとムッちゃんに声をかけたら困った顔をされました(笑)。
遠くに見える朝日岳のピークには登山者がたくさんいるらしいのですが、私の目には全く見えません(笑)。
でも、夫の目にはしっかりとその姿が映っていたようです。
今回の登山ルートは、廃墟となった白河高原スキー場の跡地を通りました。
荒れ果てたスキー場のリフトや施設は、かつての賑わいを感じさせながらも、自然破壊の跡を残していました。
植樹活動に取り組んでいるようですが、回復にはまだまだ時間がかかりそうです。
人間が楽しむために犠牲になった自然の痕跡を見ると、少し切ない気持ちになります。
赤面山が再び豊かな森へと戻ることを願いながら自然の恩恵に深く感謝しつつ、またこの場所に戻れることを楽しみにしたいと思います。
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