那須湯本温泉近くに位置する「殺生石(せっしょうせき)」は、その独特な雰囲気で訪れる人々を魅了します。
この地は、平成26年3月に国指定「奥の細道の名勝地」に指定されました。
周囲では火山性ガスが噴出し、そのガスによって多くの鳥獣が命を落としたことで知られています。
「殺生」という仏教の五戒の一つがその名の由来となっており、「いきものの命を奪う」という意味があります。
そのためか、この場所には神秘的でありながらも少し怖さを感じさせる空気が漂っています。
2022年には、殺生石の近くでイノシシ8頭の死骸が見つかったこともありました。
現在、殺生石の周辺は「殺生石園地」として整備され、観光客が多く訪れる人気のスポットとなっています。
しかしながら管理事務所からは「柵を越えたり順路から外れたりしないでほしい」との注意喚起がありますので、小さいお子様やペット連れの方は注意が必要です。
また、園内には「盲蛇石」や「千体地蔵」といった見どころもあります。
「盲蛇石(めくらへびいし)」
ある日、五左衛門という男が盲目の大蛇を見つけ、小屋を作って保護しました。
助けた小屋に翌春キラキラ光るものが…。
五左衛門は湯の花の作り方を発見し、人々に教え広めました。
五左衛門の優しい心と盲目の大蛇への感謝の気持ちが、湯の花の発見につながったと信じられ、「盲蛇石」が誕生しました。
「千体地蔵」
一つ一つの像は、旅先での事故や自然災害(教傅に降りかかった災難のような)に遭わないようにと願う、寄進者の祈りを表しています。
地蔵像は、それぞれに異なる特徴と印相があり、顔は教傅の旧寺である蓮華寺に向けられています。
先日、私もムッちゃんを連れてこの場所を歩いてきました。
この日は、那須神社前の駐車場に車を停めて神社からスタートです。
これは、御神木の「ミズナラ」の大木です。
『生きる』と命名されています。
力強いですよね。
今にも動き出しそうです。
神社の中を通り「あじさい小径」を抜け、殺生石に向かって上から下に降りていきました。
神社から殺生石を撮った写真です👇️。
最後は『鹿の湯』に向かいました。
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私にはムッちゃんがいたって元気にしか見えません。
でも、夫は「ムーが元気ない。有毒ガスのせいかも」と心配していました。
面倒なのでいちいちそれに反応などしませんが、本当にムッちゃんのことになると過保護で困ります。
那須神社の中で私が一番好きなのがこの五葉松です。
推定樹齢800年です。
幹回りは170cm。
樹高は111m。
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話があちこち飛びましたが、この場所は散策用の木道がきちんと整備されており、とても歩きやすいコースです。
自然の美しさと不思議な魅力を満喫しながら散歩ができる素敵な場所ですし、帰りには温泉にも入れます👇👇。
ぜひ、訪れてみてください。
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