那須に行くと立ち寄る頻度が高い「鹿の湯」は、1300年以上の歴史を誇る温泉です。
木造の湯屋が良い風情を醸し出しており、昔、傷を負った鹿がこの温泉で傷を癒したという伝説が残っています。
松尾芭蕉が「奥の細道」の旅の前半に立ち寄った温泉でもあります。
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「鹿の湯」には、板張りの正方形の湯船がいくつもあり、温度は1、42、43、44、46、48度(女湯には48度がない)の6種類から選べます。
自分の好みに合わせて入浴できるのが嬉しいですね。
私は43度が限界です。
泉質は乳白色で、いかにも湯治湯の湯らしく、かなり上質です。
硫黄臭も濃くて効いてるな〜って感じがします。
温泉好きにはたまらないと思います。
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入浴の際は、15分程度の短熱浴をすると最も効果があるとされています。
具体的には以下のように繰り返すと良いそうです。
- 腰まで1分
- 胸まで1分
- 首まで1分
この入浴方法のために、砂時計を無料で貸してくれます。
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「鹿の湯」には洗い場がないので、そのつもりで行くようにしてください。
その代わり、「かぶり湯」を何十回と行うことを勧めており湯舟に入る頃には身体は清められているはずです(笑)。
この入浴法は、“のぼせ”、“吐気”の防止や“頭痛・肩こり・首のこり”に適応する効果があるそうです。
この看板の文字が、なんか好きなんですよ🩷。
窓から那須の美しい自然が広がり、入浴しながら四季折々の風景を楽しむことができます。
お風呂上りには体が芯から温まり、日頃の疲れがすっかり取れた気になるから不思議です。
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ここは、山登りをした帰りに寄る人も多く、那須の観光スポットからもそれほど遠くないので、ついでに寄ってみてはいかがでしょうか?
リフレッシュには最高の場所ですよ。
ちなみに、「鹿の湯」は殺生石の反対側に位置しています。
年中無休で、入浴料は大人500円です。
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