花ワン diary

『カーペットカスミソウ』

※ 当サイトの記事には、プロモーションが含まれます

「老後とピアノ」老いに対する心の持ち方を考えたい人に

「老後とピアノ」稲垣 えみ子さんの作品。

人生をどんな風に自分らしく生きたらいいのか

考えさせられる本だ。

正確には残りの人生をどう生きたらいいかだ。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

老後とピアノ (一般書 357) [ 稲垣 えみ子 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2022/11/13時点)

楽天で購入

 

あたしも過去にピアノが楽しくてしょうがなか

った時期がある。

あのまま続けていれば良かったかもな・・・・

読んだ後にちょっと後悔した。

 

この歳になると新しい曲に挑戦するのはそう簡

単ではない。

だから同世代の作者の努力と前向きな姿勢には

感心させられた。

だいたい五線譜のどこにオタマジャクシが乗っ

ているのかよく見えない。

み~んな同じ黒い点だったりする。

だから楽譜のあちこちに鉛筆書きをしなくちゃ

ならなかったりして・・・

ホント残念で泣きそうになる。

若い頃にはやらなくて済んだ作業まで追加にな

ってくるわけだから、一曲仕上げるにはそれ相

応の大変さがあるはずなのだ。

だから・・・

「分かるよ、分かる」って呟きながら読んだ。

弾けるようになった時の喜び、達成感。

音の世界に酔いしれ、

グイグイと引き込まれていく姿。 

なんか妙~に共感しまくった。

 

一方で公共の場のピアノを借りてレッスンして

みたり・・・。

随所にオバハン特有の図々しさが現れていて

嫌〰︎な気分に😅

 

でも、とても前向きでバイタリティー溢れる

作者の生き様は本当に素敵で魅力的。

それ故、老後なんて言葉はまだ早いし使ってほ

しくない・・・。

題名にもうひと工夫あったら良かった。

 

「今、この瞬間を楽しみ努力できるかどうかが

 試されていて登れるかどうかは関係ない。

   ただ目の前のことを精一杯幸せだと思って

 やれるかどうか・・」

老いに向かう心構えとして、

この部分は、とくに共感できた。

 

音楽のある生活は、

心を満たし幸せな気分にさせてくれる。

いや、別に音楽じゃなくたっていい。

没頭できる趣味を持つ人などは強い。

きっと沢山の気付きがもらえると思う。

ぜひ、読んでみて👋